2008年01月08日付 安川寿之輔氏への書簡

2010-11-14

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安川寿之輔氏への書簡を、平山氏の許可を得て掲載します。

2008年01月08日

安川 寿之輔 様

新年明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。

年末年始に家を空けておりまして、返信が遅れましたことをお詫びします。 家のポストに、安川さんからの年賀状が、渡部昇一田中浩両先生の年賀状に挟まって配達されておりました。

さて、私はといえば、ミネルヴァ書房から5月に刊行される予定の伝記『福澤諭吉』の原稿がようやく出来上がりまして、ひさびさに晴れ晴れとした心持ちで正月を過ごすことができました。

石河幹明の伝記はアテにならない、ということから出発し、一から調べ直したために、書くのに2年半もかかってしまいました。 福澤というのは調査対象としてほんとうに厄介な人物です。

そこで、安川さんの次回作として、「福澤諭吉の女性論」批判が出されることを期待していたのですが、「大泉ブラウス裁判」についての著作が先になるかもしれないとのこと、内心残念に思っております。 公務員が法律違反をしたから処分されたに過ぎない本件に関する著作が、人の関心を惹くとも思えませんので。

返信が遅くなってしまったことへの謝罪というのも何ですが、昨年6月に愛知学院大学で開催された比較思想学会での口頭発表、「平和思想は世界平和に貢献したか?」の原稿を同封いたします。 3月には学会誌に掲載される予定のものです。 ご照覧くだされば幸いです。

これからますます寒くなって行くことでしょう。 時節柄なにとぞご自愛ください。