DvorakJ:レファレンスマニュアル:詳説:タイピング練習用の処理

DvorakJ:レファレンスマニュアル:詳説:タイピング練習用の処理


はじめに

タイピング練習ソフトの一般的特徴を略説してから、直接入力と日本語入力の処理を説明します。


タイピング練習ソフトとは

タイピング練習ソフトは、タッチタイピング(touch typing)を習得するためのソフトウェアと説明されます。 このページでは、パソコンに導入するソフトウェアのみならず、タイピング練習ウェブサイトも、タイピング練習ソフトと同視します。参考に、それぞれの例を示します。

ソフトウェア

ウェブサイト


直接入力用の処理

直接入力用の配列については、タイピング練習ソフト向けに特別な処理を何ら行いません。


日本語入力用の処理

ローマ字入力への対策

アルファベットだけから構成される設定ファイルを、日本語入力用配列として使用しているならば、タイピング練習ソフト向けに特別な処理を行いません。

問題が生じるのは、かなを含む以下のような設定ファイルを日本語入力用配列として使用しているときです。

[
  1|2|3|4|5|6|7|8|9|0|
  お|さ|こ|へ|。|、|る|す|つ|り|っ|
  て|た|か|う|く|き|し|い|ん|と|
  ら|せ|ま|ひ|。|、|っ|そ|や|れ|
]

この設定ファイルは、ローマ字入力用の変換処理によりつぎのように変換されます。 詳しくはDvorakJ:レファレンスマニュアル:詳説:日本語入力用の変換処理を参照してください。

[
  1 |2 |3 |4 |5 |6 |7  |8 |9 |0 |
  o |sa|ko|he|. |, |ru |su|tu|ri|xtu|
  te|ta|ka|u |ku|ki|si |i |nn|to|
  ra|se|ma|hi|. |, |xtu|so|ya|re|
]

をローマ字入力用に単独で表示するには xtuを出力するのですが、これでは多くのローマ字入力用のタイピング練習ソフトが適切に判定しません。 多くのローマ字入力用のタイピング練習ソフトにとって、は単独で入力されるものではなく、後続の子音を用いて入力されるものだからです。 たとえば、っかを出力するとき、ローマ字入力用のタイピング練習ソフトは kka のみを受付け、 xtuka を受け付けません。

これを踏まえて、DvorakJ では、それ自体を一文字だけ出力せず、次の文字と併せて出力します

かな入力への対策

かな入力用の変換処理を行うほかは、特別な処理を何もしません。 詳しくはDvorakJ:レファレンスマニュアル:詳説:日本語入力用の変換処理を参照してください。


Last modified : 2011/12/05 00:52:35 JST