misc:software:Common Lisp:sbcl:sbcl 環境構築

gnupack に sbcl を導入する

ファイルの入手

ここでは .\ を gnupack のフォルダとし、.\home\myapp\sbcl\bin にsbcl を導入してみる。

• 注意! 本家 sbcl のページ Download - Steel Bank Common Lisp からリンクが張ってある Steel Bank Common Lisp - Browse Files at SourceForge.net から入手したインストーラーを使うと、最終的に slime の起動に失敗する恐れがある。

• akovalenko / sbcl-win32-threads Home - GitHub から Stand-alone executable for 32-bit Windows (ia32) を入手する
• 実行ファイル名を sbcl.exe に変更しておくと、使いやすくなるだろう

設定ファイルの書き換え

gnupack において sbcl を操作するには gnupack 用の環境変数を調整する必要がある。 gnupack Users Guide - カスタマイズ を参照しながら以下のように .\config.ini を編集する。

[SetEnv]
    ;; SBCL_HOME を追加
    SBCL_HOME      = %HOME%\myapp\sbcl\bin
    ;; PATH を追加
    PATH           = %SBCL_HOME%;%PATH%

unicode 文字を含むソースを扱えるようにする

sbcl の設定ファイルである ~/.sbclrc に以下の設定を追記する。

quicklisp の導入

Quicklisp beta の installation の説明にならって quicklisp をインストールする。 以下に示すのは .\mintty.exe でのコマンド入力の内容である。

apt-cyg install curl
curl -O http://beta.quicklisp.org/quicklisp.lisp
sbcl --load quicklisp.lisp

(quicklisp-quickstart:install)
(ql:add-to-init-file)
(quit)

もしも(ql:add-to-init-file)の入力がエラーとなるならば、.sbclrcに以下の設定を追記する。

#-quicklisp
(load "quicklisp/asdf.lisp")
(let ((quicklisp-init (merge-pathnames "quicklisp/setup.lisp"
                                       (user-homedir-pathname))))
  (when (probe-file quicklisp-init)
    (load quicklisp-init)))