misc:佐々木高政:和文英訳の修業:予備編:VIII

misc:佐々木高政:和文英訳の修業:予備編:VIII

ねらい

must / have to

*   * <主語への強制> * <強い推定>
* 現在形 117 (命令)
118 (禁止)
119 (自己強制)
123
* 未来 120
* 過去形 121
* 完了形 122 124

can / could

*   * <可能性> * <能力> * <許可> * <推量>
* 肯定文
* 疑問文 125 132
* 否定文 126
127 (慣用表現)
128 (未来)
130 (過去・慣用表現)
131 133
* 完了形の文 129 134

may / might

*   * <許可> * <推量> * <仮定法代用>
* 現在形 135
136 (慣用表現)
137 141 (話し手の願望)
* 過去形 140 (慣用表現)
* 完了形 138 (肯定文)
139 (否定文)

need

*   * <必要>
* 現在形 142
* 完了形 143

ought to / should

*   * ought to * 仮定法代用以外の should * 仮定法代用の should
* 肯定文 144 147
* 否定文 145 148 150
* 完了形の文 146 149

will / would

*   * <習性> * <意志>
* 現在形 151 152 (固執)
* 過去形 154 153 (拒絶)
155 (慣用表現)

dare

had better

*   * <特定の場合の助言>
* 肯定文 157
* 疑問文・否定文 158
* 完了形の文 159

分析

* NUMBER * STATUS * DESCRIPTION * REFERENCE * SOURCE?
117 強い義務・必要の must を2人称主語のときに用いることで強い勧告を表している文例である。 安藤・完成英文法§110(A)
安藤・現代英文法講義17.1.3.1
118 強い義務・必要の must を語用論的に用いて禁止を表している文例である。 安藤・完成英文法§110(A)
安藤・現代英文法講義17.1.3.1
119 UPDATED-AND-NEW 強い義務・必要の must を疑問文で用いることで強い必要性を表している文例である。 安藤・完成英文法§110(A)
安藤・現代英文法講義17.1.3.1 NB
120 UPDATED 強い義務・必要の have (got) to によって命令の意味を表している未来形の文例である。本文では遠景化効果により和らげており、参照文例では be + going + to によって命令の意味がいっそう強められている。 安藤・完成英文法§110(A), 113<NB>
安藤・現代英文法講義7.1.2, 17.1.4.1 NB 3
121 UPDATED 強い義務・必要の have (got) to を用いることで外的状況により強い義務が課されていることを表す過去時制の文例である。 安藤・完成英文法§110(A), 113<NB>
安藤・現代英文法講義17.1.4
122 強い義務・必要の have (got) to を用いることで外的状況により強い義務が課されていたことを表す、完了相で過去時制の文例である。 安藤・完成英文法§110(A), 113<NB>
安藤・現代英文法講義17.1.4.1
123 NEW 論理的必然性の must を用いることで発話時における話者の判断を表している文例である。 安藤・完成英文法§110(B)
安藤・現代英文法講義17.3.2なお、Great booksについてはGreat books - Wikipedia, the free encyclopedia
124 NEW 論理的必然性の must have -en を用いることで発話時において判断を下している意味を表している文例である。 安藤・完成英文法§110(B), 121(D)
安藤・現代英文法講義17.2.3
125 NEW 状況的可能性の can を2人称主語のときに用いることで間接的に相手方に依頼している文例である。 安藤・完成英文法§96(B)
安藤・現代英文法講義17.1.1.2
126 NEW 可能性 安藤・完成英文法§96(B)
127 認識的可能性の can を否定文で用いることで、命題内容が偽であると確信する文例となっている。 安藤・完成英文法§98(3)
安藤・現代英文法講義17.1.1.3
128 UPDATED 状況的可能性の can が未来の時を指し示す意味で利用されるために、変則定形動詞 (anomalous finite) の並立を避けて will be able to が用いられている文例である。 安藤・完成英文法§96(A), 96[参考]
安藤・現代英文法講義17.1.1.2 NB 3
129 UPDATED 能力の can が完了相の平叙文で用いられるために have been able to と表記されている文例である。can have -en は疑問文・否定文において認識的用法の意味でのみ用いられる。 安藤・完成英文法§96(A), 96[参考]
安藤・現代英文法講義17.2.1
130 UPDATED 叙実法過去の状況的可能性の could が習慣的用法として用いられている文例である。 安藤・完成英文法§97(B)
安藤・現代英文法講義17.3.1
131 許可 安藤・完成英文法§96(C)
132 NEW 推量 安藤・完成英文法§96(D)
133 UPDATED 推量 安藤・完成英文法§96(D)
134 推量 安藤・完成英文法§96(D), 121(B)
135 UPDATED 許可の may を用いている文例である。 安藤・完成英文法§99(A)
安藤・現代英文法講義17.1.2.1
136 UPDATED 許可の may を正当性の意味で用い、さらに well によって補強している文例である。 安藤・完成英文法§103(1)
安藤・現代英文法講義17.1.2.1
137 認識的可能性の may が平叙文で用いられている文例である。 安藤・完成英文法§99(B)
安藤・現代英文法講義17.1.2.3
138 認識的可能性 may have -en が用いられて、過去形に対応している文例である。認識的可能性の may とは異なり、認識的可能性の may have -en は平叙文で用いることができる。 安藤・完成英文法§99(B), 121(C)
安藤・現代英文法講義17.2.2
139 認識的可能性 may have -en が用いられて、現在完了形に対応している文例である。認識的用法の may が否定の作用域には含まれないことに注意しなければならない。 安藤・完成英文法§99(B), 121(C)
安藤・現代英文法講義17.2.2, 17.1.2.3
140 UPDATED 慣用表現 安藤・完成英文法§103(4)
安藤・現代英文法講義17.1.2.1[B]
141 叙想法代用形を表す文例である。 安藤・完成英文法§100(A)
安藤・現代英文法講義17.1.2.4[A]
142 NEW 必要性の need が否定形で用いられて不必要を表す文例である。 安藤・完成英文法§116
安藤・現代英文法講義17.1.8.1
143 UPDATED 必要性の need have -en を否定形で用いることで、<しなくてもよい許可>という意味を語用論的に表している文例である。 安藤・完成英文法§116, 121(F)
安藤・現代英文法講義17.1.8.1
144 弱い義務・必要の ought to が平叙文で用いられている文例である。 安藤・完成英文法§144(A)
安藤・現代英文法講義17.1.5.1
145 NEW 弱い義務・必要の ought to が否定文で用いられている文例である。 安藤・完成英文法§144(A)
安藤・現代英文法講義17.1.5.1
146 弱い義務の ought to have -en が否定文で用いられている文例である。 安藤・完成英文法§121(E)
安藤・現代英文法講義17.2.4
147 弱い義務・必要の should が平叙文で用いられている文例である。 安藤・完成英文法§108(II)(B)
安藤・現代英文法講義17.3.4
148 NEW 弱い義務・必要の should が否定文で用いられている文例である。 安藤・完成英文法§108(II)(B)
安藤・現代英文法講義17.3.4
An American Tragedy, by Theodore Dreiser : Book 2, "Bella," censured her mother. Then after a moment's silence, in which her daughter stood there impatiently, she added, "Of course, what else would you have us do? When you are twenty-one or two, if you are not married by then, it will be time enough to think of going off by yourself. But at your age, you shouldn't be thinking of any such thing."
149 NEW 弱い義務 should have -en が用いられている文例である。 安藤・完成英文法§122(A)(a)
安藤・現代英文法講義17.5.4
150 NEW 想念の should が用いられている文例である。 安藤・完成英文法§109(B)
安藤・現代英文法講義17.5.4
151 UPDATED 習性の will が用いられている文例である。 安藤・完成英文法§104(B)
安藤・現代英文法講義17.1.6.2
152 NEW 意志の will が用いられている文例である。 安藤・完成英文法§104(A)
安藤・現代英文法講義17.1.6.1
153 UPDATED 意志の would が強勢を伴って用いられているので、拒絶の意味が表されている文例である。 安藤・完成英文法§105(A)(1)
安藤・現代英文法講義17.3.1
154 UPDATED 過去の習性・特徴の would が用いられている文例である。 安藤・完成英文法§105(A)(2)
安藤・現代英文法講義17.1.3.1
155 叙想法過去で主語の意志の would rather が用いられている文例である。 安藤・完成英文法§106(1)
安藤・現代英文法講義17.3.3, 19.2.1[B]
156 大胆さの dare を用いた文例である。dare の助動詞的用法は書き言葉だと説明されている。 安藤・完成英文法§118
安藤・現代英文法講義17.1.9
157 叙想法過去の強い勧告の had better が平叙文で用いられている文例である。 安藤・完成英文法§286(A)
安藤・現代英文法講義19.2.1[C]
158 叙想法過去の強い勧告の had better が否定の疑問文で用いられている文例である。本来、否定は had better not の語順が規範的であるが、疑問文で hadn't と縮約されたときには文法上許容されると説明されている。 安藤・完成英文法§286(A)
安藤・現代英文法講義19.2.1[C]
159 UPDATED 叙想法過去の過去の行為を振り返る「had better + 完了不定詞」が用いられている文例である。この用例は現代においてあまり見つからないと説明されている。 安藤・現代英文法講義19.2.1[D]

Last modified : 2014/02/07 20:02:05 JST