misc:佐々木高政:和文英訳の修業:予備編:XVIII

misc:佐々木高政:和文英訳の修業:予備編:XVIII

ねらい

比較級関連

優勢比較と絶対比較 402 (ADJ-er)
403 (程度の違いを具体的に示す)
404 (than (any) other)
405 (絶対比較級)
406 (well -> better)
407 (否定極性項目 ever)
408 (否定的な意味の節)
メタ言語的比較級 409 (not A any more than B)
410 (more A than B)
411 (more PP-A than PP-B)
412 (no more A than B)
漸層比較級と比例比較級 413 (ADJ-er and ADJ-er)
414 (more and more ADJ)
415 (比例比較級)

最上級関連

416 (比較の基準を of + 複数名詞の形で表す)
417 (比較の基準を関係代名詞節で表す)
418 (形容詞の最上級を叙述的に用いる)
419 (副詞の最上級の文例。略式体。)
420 (慣用表現)

同等比較関連

421 (原級を用いず)
422 (倍数を表す)
423 (as ... as if)
424 (同等比較の否定)

分析

* NUMBER * STATUS * DESCRIPTION * REFERENCE * SOURCE?
402 UPDATED 優勢比較で ADJ-er を用いる文例である。 安藤・完成英文法§233
安藤・現代英文法講義26.4.2
403 優勢比較で程度の違いを具体的に示す文例である。 安藤・完成英文法§239(A)
安藤・完成英文法§239(A)
404 NEW 優勢比較で注意するべき比較表現 than (any) other を用いている文例である。 安藤・完成英文法§239(B), 239(E)
安藤・現代英文法講義26.4.2, 26.6[C]
405 NEW 絶対比較級の文例である。 安藤・完成英文法§239(C)
安藤・現代英文法講義26.5.3
406 優勢比較で well の比較級である better が用いられている文例である。 安藤・完成英文法§239(D)
安藤・現代英文法講義26.4.2
407 優勢比較で否定的な意味の節を伴っている文例である。 安藤・完成英文法§239(D)
408 NEW メタ言語的比較級の文例である。 安藤・完成英文法§239(D)
安藤・現代英文法講義26.5.2
Forster, Edward Morgan (1910) Howards End, Edward Arnold http://www.gutenberg.org/ebooks/2891 ,"I am more sorry than I can say, and I hope that you will forgive me."
409 メタ言語的比較級の慣用表現 not A any more than B の文例である。 安藤・完成英文法§242(2)
安藤・現代英文法講義26.5.2, 26.8.2
410 メタ言語的比較級の慣用表現 more A than B の文例である。A と B に名詞が入っている。 安藤・完成英文法§239(B)
安藤・現代英文法講義26.5.2、安藤(1987)239(B)
411 メタ言語的比較級の慣用表現 more A than B の文例である。A と B に副詞句が入っている。 安藤・完成英文法§239(B)
安藤・現代英文法講義26.5.2、安藤・完成英文法§239(B)
412 UPDATED メタ言語的比較級の慣用表現 no more A than B の文例である。参照文例は文意を保ちながら異なる慣用表現を使用したものである。そして、指差し記号以下で注意が払われている not more than と no more than の表現は否定の作用域が異なっている。 安藤・完成英文法§242(4)
安藤・現代英文法講義26.5.2, 26.8.2, 26.5.2 NB, 江川(1991)§121解説
413 漸層比較級で more and more を用いない文例である。 安藤・完成英文法§235(D)
安藤・現代英文法講義26.4.5
414 NEW 本文は漸層比較級で more and more を用いる文例である。参照文例は、漸層比較級を用いずに程度の漸次増加を表現したものである。 安藤・完成英文法§235(D)[$$br]]安藤・現代英文法講義26.4.5
415 比例比較級の文例である。 安藤・完成英文法§235(C)
安藤・現代英文法講義26.4.4
416 UPDATED 比較の基準が <of + 複数名詞> の形で表されている、最上級の文例である。最上級を強める語句が用いられている文例である。 安藤・完成英文法§232(4)<NB>, 236
安藤・現代英文法講義26.7参照。pleasant や stupid, common には -er, the -est と more -, the most - の両方の形があるものの、この文例とは対象的に、後者の表記が普通だと説明されている。安藤・完成英文法§232(A)(4)
417 比較の基準が関係代名詞節の形で表されている、最上級の文例である。最上級を強める語句が用いられている文例である。本文は相対的な最上級の文例であり、参照文例は絶対最上級の文例である。なお、和文の「シェクスピヤ」という表現は、坪内逍遙の『新修シェクスピヤ全集』のように、かつて日本において用いられていたものである。国立国会図書館デジタル化資料の「シェクスピヤ」検索結果参照。なお、佐々木は『新訂 英文解釈考』においては「シェークスピヤ」という表記を採用している(cf., p. 250)。 安藤・完成英文法§276
安藤・現代英文法講義26.5.4
418 形容詞の最上級が叙述的に用いられているために、定冠詞 the が表現されていない文例である。この形容詞の最上級は、絶対最上級ではなく相対的な最上級の意味で用いられている。参照文例は優勢比較である。 安藤・完成英文法§240(B)
安藤・現代英文法講義26.4.6[A]
419 NEW 副詞の最上級の文例である。the が省略されているのは略式体の表現だからである。 安藤・完成英文法§236
安藤・現代英文法講義26.4.6[B]
420 NEW 最上級の慣用表現 nothing is more A than B の文例である。
421 NEW 同等比較の表現で原級を用いない文例である。 安藤・完成英文法§234(A)
安藤・現代英文法講義26.4.1
422 NEW 同等比較の表現で倍数を表す表現を用いた文例である。 安藤・完成英文法§238(A)
安藤・現代英文法講義26.4.1, 26.6[B]
423 UPDATED 同等比較の副詞節で as ... as if を用いた文例である。 安藤・完成英文法§238(A)
安藤・現代英文法講義27.5.9[C]
424 同等比較の否定文でイギリス英語の表記を採用した文例である。 安藤・完成英文法§238(B)
安藤・現代英文法講義26.4.1
Moodie, Susanna (1853) Mark Hurdlestone: Or, The Two Brothers, DE WITT & DAVENPORT http://www.gutenberg.org/ebooks/16836 , "... she is not so young as she looks ..."

Last modified : 2014/02/13 16:07:58 JST