[ < ] | [ > ] | [ << ] | [上] | [ >> ] | [冒頭] | [目次] | [見出し] | [ ? ] |
DvorakJ はキーボード配列を変更する、Windows 用のフリーウェアです。 このソフトウェアを使用すれば、レジストリのキーマップや IME のローマ字かな変換表を編集せずに、キーボード配列を変更できます。 このソフトウェアを USB メモリで持ち運んだり、オンライン・ストレージ上で共有すると、好みのキーボード配列の設定をどこでも使用できます。
1.1.1 キー配列を自由な改変 | ||
1.1.2 各種入力補助機能の搭載 | ||
1.1.3 オープンソース | ||
1.1.4 DvorakJ が対処できないこと |
DvorakJ では、直接入力用と日本語入力用のキーボード配列を個別に設定します。
DvorakJ の特徴は、直接入力と日本語入力の両方で、個々人が独自に作成したキーボード配列を使用できることです。 キーボードに似せた表を編集するだけですので、キーボード配列を自作することは、さほど難しくありません。たとえば Dvorak配列 の設定ファイルの一部は以下の通りとなっています。
[ |---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+--------+--------+--------| | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | {ESC} | {削除} | {削除} | |---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+--------+--------+--------| | ' | , | . | p | y | f | g | c | r | l | / | {改行} | | |---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+--------+--------+--------| | a | o | e | u | i | d | h | t | n | s | {改行} | {改行} | | |---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+--------+--------+--------| | ; | q | j | k | x | b | m | w | v | z | \ | | | |---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+--------+--------+--------| ]
また、テンキーやファンクションキーの機能も変更できます。 例えば、Num Lock の状態にかかわらず、テンキーを使用するときには常に数字を出力する、といったことを設定できます。
DvorakJ は、キーボード配列を変更するソフトウェアにとどまらず、各種入力をより容易にするソフトウェアでもあります。
ここでは DvorakJ に実装している機能を三つ紹介します。
ソースコードを NYSL の条件で公開していますので、ユーザーは DvorakJ 本体を自由に拡張できます。 ソースコードについては各バージョンの source フォルダを参照して下さい。
OSの仕様のために、DvorakJ によって変更できない設定があります。 それは [kbd Caps Lock] や [kbd ひらがな] を [kbd Ctrl] とすることです。 DvorakJ は LL フック (Low-Level Keyboard Hook) という仕組みを利用しているため、特定のキーについてはキーが押し上げられたことを感知できません(詳しくはVista/Windows 7におけるキーボードカスタマイズ問題 - A Successful Failureをご覧下さい)。
ただし、これらのキーを [kbd Back Space] へと変更したり、直接入力に切り替えるキーに変更することは可能です。 また条件つきではありますが、 [kbd Caps Lock] と [kbd 文字] を同時に素早く打鍵することで [kbd Ctrl] と [kbd 文字] を出力することもできます。
[ < ] | [ > ] | [ << ] | [上] | [ >> ] |
この文書は2014年11月17日にtexi2html 1.82を用いて生成されました。