DvorakJ:レファレンスマニュアル:キー配列:ショートカットキー

• 設定ファイルの保存場所
• 設定ファイルの形式
• 記述する内容
• コメントアウト
• 書式
• 全般
• 特定のアプリケーション向け
• 設定例
• 文字列の出力
• vi 風のカーソル移動
• 特定のアプリケーション向け

設定ファイルの保存場所

user フォルダ内に設定ファイルを配置します。 DvorakJ の自動更新時には data フォルダ内の設定ファイルを上書きしますので、data フォルダには設定ファイルを置かないで下さい。

設定ファイルの形式

設定ファイルの形式については、 shift-jis か utf-8 の文字コードのテキストファイルとします。

記述する内容

コメントアウト

/* */ で括った箇所については、何ら読み込みません。

書式

全般

[と]の間に、ショートカットキー、半角パイプライン、出力する文字列やキーを一行ずつ記述します。

• ショートカットキーについては、つぎの修飾キー四つを指定できます。
  • 修飾キー同士の間や修飾キーと文字キーの間には、半角空白を入れてもかまいません。これらの修飾キーは文字キーの前に記述します。
    • {Win}
    • {Alt}
    • {Ctrl}
    • {Shift}
  • ショートカットキーの文字キーは、選択している直接入力の文字キーを書きます。ただし、^ ! # + のいずれかを使用するときには、それぞれの文字を {} で括ります。

• 出力する文字はそのまま記述します。
  • ただし、 | を出力するには @@@ と記述します。

特定のアプリケーション向け

特定のアプリケーションでのみ、独自のショートカットキーを使用するよう設定できます。 [ ]の[の右隣りに、そのアプリケーションのウィンドウに関する情報を記述します。

特定のウィンドウを指定するには、二つの方法があります。 第一の方法は、ウィンドウクラスを指定することで、第二の方法は、ウィンドウハンドルを指定することです。 メニューバーの「ウィンドウの情報を取得する」を選択すれば、両者の情報を調べるアプリケーションを起動します。

設定例

文字列の出力

[
    /* {Win}, {Alt}, {Ctrl}, {Shift} と ";" で "test1"を出力する */
    
        {Win}{Alt}{Ctrl}{Shift} ; | Test1
]

vi 風のカーソル移動

[
    /* {Win}, {Alt} を使用する vi 風カーソル移動 for Dvorak 配列 */

        {Win}{Alt} d | {Left}
        {Win}{Alt} h | {Down}
        {Win}{Alt} t | {Up}
        {Win}{Alt} n | {Right}
]

[
    /* {Win}, {Alt}, {Ctrl} を使用する vi 風カーソル移動 for QWERTY 配列 */

        {Win}{Alt}{Ctrl} h | {Home}
        {Win}{Alt}{Ctrl} j | {PgDn}
        {Win}{Alt}{Ctrl} k | {PgUp}
        {Win}{Alt}{Ctrl} l | {End}
]

特定のアプリケーション向け

/* Mozilla Firefox 向け */
[ MozillaUIWindowClass
    
    {Win}{Alt} s               | Test2
    {Win}{Alt} f  o            | FireFox{!}
    {Win}{Alt} f  {Win}{Alt} o | <FireFox{!} 3>
]

/* EmEditor 向け */
[ EmEditorMainFrame3
    
    {Win}{Alt} s     | Test3
]