『福沢諭吉の真実』について
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2021-12-25
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はじめに
以下は、『福沢諭吉の真実』関連に限ったリンク集です。
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- 2011 年 02 月 02 日 - 白莲长存不染心的日志 - 网易博客
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- 福澤諭吉 『世界國盡』 - 書籍之海 漂流記
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- Twitter / Mash Yas: 『政治思想学会会報』第 30 号(学会頁に PDF あり)で ...
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- 読み終わった本と届いた本 - きこりの日記
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- 玉出教会:説教ライブラリ 説教ライブラリ
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- 福沢諭吉の真実 (文春新書)平山 洋 (著) - 歯科技工管理学研究
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- 平山洋「福沢諭吉の真実」文春新書: インテリジェンスの正しい使い方
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- 2009-05-23 - Mr.サベジ・チーの蛸壺生活記
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- 「福澤諭吉の真実」のコワサと、キワ面白さ - キム シネマ クリエイト情報ブログ!
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- アンチナショナリズム宣言(cocolog): 読み方注意!『福沢諭吉伝説』 - 恥を知れ!佐高信 -
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- フランスの日々: [書評] 知られざる福沢諭吉 下級武士から成り上がった男
- 2008-10-18
- 随想:海のつぶやき2010 福沢翁受難
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- よろしくどうぞ: 福沢諭吉の真実
- 2008-05-05
- フランスの日々: [書評] 福沢諭吉の真実
- 2008-04-05
- 教育人間塾3 - Kametarou ー 古稀日記
- 2008-04-04
- 和光同塵: 2008年版春の摘草読書録-その32-「福沢諭吉の哲学 他六編」
- 2008-04-01
- Yahoo!掲示板 - 日本史 - 西郷隆盛《忠臣》
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- Yahoo!掲示板 - 日本史 - おススメの本・トホホの本
- 2008-03-23
- 福沢諭吉について - Kametarou ー 古稀日記
- 2007-12-23
- 走れ小心者 in Disguise! - 諭吉
- 2007-11-10
- 安形輝、上田修一「『時事新報』初期の社説の著者推定」
- 2007-11-05
- 旅する読書日記 福沢諭吉の真実
- 2007-08
- asahi.com:朝日新聞 歴史は生きている:〈記憶をつくるもの〉独り歩きする「脱亜論」:■中国・朝鮮への「絶交宣言」
- 2007-07
- 何為民「近代日本の『支那』・『満蒙』呼称」現代社会文化研究(39)(新潟大学大学院現代社会文化研究科紀要編集委員会)1--17 頁
- 2007-01-30
- 書評日記 パペッティア通信:★ 平山洋『福沢諭吉の真実』の真実 礫川全次『知られざる福沢諭吉』平凡社新書(新刊)
- 2007-01-25
- 原田実の幻想研究室:捏造された福沢諭吉像―今も進行する『東日流外三郡誌』汚染―
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- 福沢諭吉の一万円札 - Yahoo!知恵袋
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- 福沢諭吉という人:福沢諭吉の信実は何か?::「福沢諭吉の戦争論と天皇制論」を読む
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- 時事新報史 第 9 回:『時事新報』論説をめぐって(1) ~論説執筆者認定論争~
- 2006-08-06
- とらちゃんの雑談ルーム : 「福沢諭吉の真実」 平山洋著 文春新書 2004 年発行
- 2006-08-06
- 「福沢諭吉の真実」 平山洋著 文春新書 2004 年発行 - 雑談君のよもやま文庫
- 2006-02-06
- 読書【 6 】平山洋著『福沢諭吉の真実』 - 窓から名古屋城が見える - Yahoo!ブログ
- 2006-01-22
- 今井公雄のホームページ:福沢諭吉の真実
- 2006-01-07
- 新書ファン | お気に入りの新書 | 1 |
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- 大久保 啓次郎 「時事新報論集」に於ける福澤論説の真贋について
- 2005-06-10
- 慶應キャンパス新聞 : 特集インタビュー 「福沢諭吉の真実」の著者 平山洋氏に聞く
- 2005-03-23
- 東大マガジンクラブ » 新しい福沢諭吉!?
- 2005-01-12
- Kiyoshi Kurokawa's blog: 偉大な思想家、福沢諭吉のこと-後半
- 2004-10
- この国の不条理 - Google ブック検索
- 2004-10-31
- 厳選読書館:平山洋「福沢諭吉の真実」
- 2004-10-10
- 米原 謙「政治思想の研究動向 : 平山洋『福沢諭吉の真実』(文春新書 394、2004 年 8 月)」
- 2004-10-07
- ワンダの日記 : テキスト・クリテイックの快挙
- 2004-10-01
- 田口 富久治「50 年の研究生活を振り返って-いま思うこと:丸山眞男とマルクスのはざまで」
- 2004-08-20
- 罪深き毒舌家・福沢諭吉 - 山川草一郎ブログ
- 2004-09-10
- 福沢研究の歴史的転換|神谷竜介@千倉書房|note
- 2004-08-17
- 【出版】岩波書店の「福沢諭吉全集」、諭吉を“中国侵略主義者"とみなす、無関与の論説収録か
- 2004-09-01
- 私はこう読んだ(本の話より):「福沢諭吉の真実」の迫力
複数のエントリーがあるもの
Tr,平居の月曜プリント
- 2019-04-06
- 『福沢諭吉の真実』(1) - Tr,平居の月曜プリント
- 2019-04-10
- 『福沢諭吉の真実』(2) - Tr,平居の月曜プリント
fukuzawayukichi.net/
- 2011-09-21
- 福沢諭吉の真実 / 平山洋 | 福澤諭吉
新聞読むよ!(;`・ω・)・・・明治のやつだけど。。。
- 2010-10-11
- ゼミ課題について
- 2010-10-12
- 先行研究(遠山茂樹)
- 2010-10-13
- 先行研究(服部之総)
諭吉とアジア(元朝日新聞論説委員 池見哲司)
- 2009-08
- 諭吉とアジア
雁屋哲の美味しんぼ日記
- 2009-07-05
- 福沢諭吉について1 | 雁屋哲の美味しんぼ日記
- 2009-07-09
- 福沢諭吉について2 | 雁屋哲の美味しんぼ日記
- 2009-07-12
- 福沢諭吉について3 | 雁屋哲の美味しんぼ日記
- 2009-07-21
- 福沢諭吉について4 | 雁屋哲の美味しんぼ日記
- 2009-07-26
- 福沢諭吉について5 | 雁屋哲の美味しんぼ日記
- 2009-08-10
- 福沢諭吉について6 | 雁屋哲の美味しんぼ日記
時事新報史 都倉武之(慶応義塾福沢研究センター専任講師)
- 2006-10-31
- 第 9 回:『時事新報』論説をめぐって(1) ~論説執筆者認定論争~
- 2006-12-01
- 第 10 回:『時事新報』論説をめぐって(2) ~「我輩」は『時事新報』である~
お金が一番!?
- 2007-11-21
- 「福沢諭吉全集」 と 平山洋 (1)
- 2007-11-22
- 「福沢諭吉全集」 と 平山洋 (2)
- 2007-11-22
- 「福沢諭吉全集」 と 平山洋 (3)
- 2007-11-22
- 「福沢諭吉全集」 と 平山洋 (4)
- 2007-11-22
- 「福沢諭吉全集」 と 平山洋 (5)
- 2007-11-22
- 「福沢諭吉全集」 と 平山洋 (6)
- 2007-11-22
- 「福沢諭吉全集」 と 平山洋 (7)
風斎の趣味的生活/もっと活字を!
- 2005-07-27
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(1)
- 2005-07-28
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(2)
- 2005-07-29
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(3)
- 2005-07-30
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(4)
- 2005-07-31
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(5)
- 2005-08-01
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(6)
- 2005-08-02
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(7)
- 2005-08-03
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(8)
- 2005-08-04
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(9)
- 2005-08-06
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(10)
- 2005-08-07
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(11)
- 2005-08-09
- 『福沢諭吉の真実』を読む。(12)
- 2005-08-10
- 石河幹明という男(1)――太宰の『駆け込み訴え』を通して
- 2005-08-11
- 石河幹明という男(2)――会社人としての評価
研幾堂の日記
- 2004-08-20
- 平山洋著 「福沢諭吉の真実」文春新書
- 2004-08-21
- 石河幹明ひとりが原因なのだろうか
- 2004-08-24
- 平山さん、コメントありがとうございました
- 2004-08-26
- 石河幹明のパーソナリティ
- 2004-09-20
- 丸山真男「福沢諭吉の哲学」を読んで
本に溺れたい
- 2006-05-06
- 福沢諭吉の光と影
- 2006-05-08
- 福沢諭吉の光と影(2)*
書籍之海 漂流記
- 2005-06-24
- 桑原三郎 『福沢諭吉の教育観』
- 2006-06-24
- 今週のコメントしない本
『福沢諭吉の真実』を取りあげた活字媒体
安川寿之輔『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』(高文研、2006 年 07 月、42 頁)で平山洋本人の資料提供の協力も得られた
という記述があります。その活字媒体のリスト(最新版)を以下に列挙します。
紹介・書評記事(新聞・一般雑誌)
2004-08-17 | 「毎日新聞」 | 「岩波の福沢諭吉全集/無関与の論説収録か/「大陸の王者」目指さず?」(栗原俊雄) |
---|---|---|
2004-08-24 | 「朝日新聞」 | 「『福沢全集』に弟子の文も/日本思想史研究者が出版」(石田祐樹) |
2004-08-29 | 「毎日新聞」 | 「『福沢諭吉全集』の問題/期待持てる研究の深化」(栗原俊雄) |
2004 年 9 月号 | 『文藝春秋』 | 「本の話」欄「『福沢諭吉の真実』の迫力」(伊藤之雄) |
2004-09-11 | 「産経新聞」 | 「福沢諭吉像の訂正迫る/全集に他人の文章―平山洋氏に聞く」(稲垣真澄) |
2004-10-03 | 「朝日新聞」 | 書評欄「福沢諭吉の真実」(小高賢) |
2004-10-09 | 『週刊東洋経済』 | ブックレビュー欄「注目の 1 冊」(塩田潮) |
2004-10-28 | 「日本経済新聞」 | 「エンジョイ読書」欄「目利きが選ぶ今週の 3 冊」(井上章一) |
2004 年 11 月号 | 『諸君!』 | 「今月のベター・新書」6 冊(宮崎哲弥) |
2004 年 11 月号 | 『 voice 』 | 「偽装」(矢沢永一) |
2005 年 02 月号 | 『 AERA 』 | 「偽札だけでない福沢諭吉の受難―思想も「偽造」されていた」(長谷川煕) |
2006-01-23 | 「北日本新聞」 | 「時代に翻弄される/福沢諭吉「脱亜論」」 |
2006-01-24 | 「沖縄タイムス」 | 「時代がゆがめた脱亜論/弟子編集で侵略主義者に」 |
論評
2004-10-07 | 『教科書から消される「戦争」』―『週刊金曜日』別冊ブックレット⑦ | 安川寿之輔「アジア蔑視観形成と侵略の煽動者・福沢諭吉」 |
---|---|---|
2004 12 月号 | 『月刊マスコミ市民』 | 安川寿之輔「一万円札の肖像だけが、なぜ変わらなかったのか」 |
2005-03-20 | 『交詢雑誌』 482 号 | 竹田行之(元・岩波書店編集部長)「ジャーナリスト福沢諭吉」 |
2005 03 月号 | 「東海近代史研究」第 26 号(2004 年) | 河地清「書評 平山洋『福沢諭吉の真実』」 |
2005 06 月号 | 『歴史地理教育』 | 安川寿之輔「福沢諭吉のアジア認識再論―『福沢諭吉の真実』批判」 |
2007 02 月 | 『季刊 運動<経験>』 20 号 | 池田浩士「福沢諭吉という羅針盤―安川寿之輔の仕事と向きあいながら」 |
2010-10-25 | 杉田聡編『福沢諭吉朝鮮・中国・台湾論集 : 「国権拡張」「脱亜」の果て』 | 帯広畜産大学学術情報リポジトリ 杉田聡「思想史分野に見る疑似研究 : 「井田メソッド」は学問性に無価値である」 |
『福沢諭吉の真実』の見出しと小見出し
説明
以下に、『福沢諭吉の真実』の見出しと小見出しを掲載します。 管理人が手を加えた箇所は、以下の通りです。
- 「溢」の旧字体は「さんずいに益」ですが、「溢」のほうを使用しました。
見出し
はじめに
- 明治 14 年の政変・余波
- 新聞『時事新報』について
第 1 章 『時事新報』の「我輩」たち
- 日本近代最大の文章家・福沢諭吉と『時事新報』の創刊
- 福沢諭吉の文章術
- 『時事新報』の創刊
- 福沢の甥・中上川彦次郎と後年の外交官・波多野承五郎
- 主筆としての中上川
- 中上川の書いた社説
- 波多野承五郎の生い立ち
- 波多野と福沢の違い
- 多芸の人・高橋義雄と熱血の政治少年・渡辺治
- 高橋義雄と渡辺治
- 高橋義雄と石河幹明の角逐
- 箒庵高橋義雄の人となり
- 福沢はなぜ高橋を好んだのか
- 高橋と福沢の違い
- 「不肖の息子」としての渡辺治
- 高橋の退社で事態はさらに混迷
- 1888 年 10 月のクーデター騒動
- 総編集・伊藤欽亮と後の主筆・石河幹明
- 伊藤欽亮とは誰か
- 水戸時代の石河幹明
- 文章家としての石河
- 有望の少年・菊池武徳と福沢諭吉の再来・北川礼弼
- 「菊池武徳は有望の少年」
- 北川礼弼は「行文平易にして意を達す」
- 最後の社説記者・堀江帰一
第 2 章 『福沢全集』はいかに編纂されたか
- 1898 年・福沢編纂の明治版『福沢全集』
- 『時事新報』論説を含まない福沢編纂の『全集』
- 明治版『全集』に対する伊藤正雄の見落とし
- 1925 年・石河編纂の大正版『福沢全集』
- 石河編纂大正版『全集』
- 1933 年・石河編纂の昭和版『続福沢全集』
- 昭和版『続全集』の刊行
- 昭和版所収論説の 1891, 2 年以降分はほとんど石河の執筆
- 1958 年・富田編纂の現行版『福沢諭吉全集』
- 現行版『全集』は昭和版『続全集』の欠点をそのまま継承している
- 現行版「時事新報論集」の構造的欠陥
- 『時事新報』論説のカテゴリー分け
- 井田進也による判定法
第 3 章 検証・石河幹明は誠実な仕事をしたのか
- 全ては『福沢諭吉伝』の執筆依頼を受けた時に始まった
- 1923 年 6 月・慶應義塾評議員会、石河に福沢伝編纂を委嘱
- 1923 年 9 月・伝記編纂事務所の設置
- 1925 年 12 月・大正版『全集』刊行開始
- 大正版『全集』と『福沢諭吉伝』の関係
- 大正版『全集』は明治版の再版ではない
- 大正版『全集』は『福沢諭吉伝』を権威づける
- 石河が『時事新報』社説で主導権を握った時期はいつか
- 92 年春ごろから福沢真筆の論説が稀になる
- 日清戦争中の論説のほとんどは石河の執筆
- 『全集』未収録単行本『修業立志編』について
- 「抄写」の原本は存在したのか
- スクラップブックと抄写は同一か
- 『全集』未収録となっている『修業立志編』の 9 編
- 『修業立志編』所収の論説「忠孝論」排除のもつ意味
- 『修業立志編』から落とされたその他の論説
- 石河は何を基準として「時事論集」への採否を決めたのか
- 残されていた社説草稿
- なぜ「時事新報論集」はここまで歪められてしまったのか
第 4 章 1932 年の福沢諭吉
- 『福沢諭吉伝』が描く福沢像
- 『福沢諭吉伝』と昭和版『続福沢全集』は 1932, 3 年の読者に向けて編纂されている
- どのような意味での「福沢ルネサンス」なのか
- 『福沢諭吉伝』が描かない福沢像
- 晩年の福沢は失語症だった
- 大病後は失語症だった福沢が『福沢諭吉伝』では話をしている
- なぜ周囲の人々は大病後の福沢が回復したように装ったのか
- 脳卒中の発作以後に発表された論説の執筆者は全て石河
- 時局的思想家としての石河幹明
- 石河幹明とは誰か
- 凡庸にしてしかも時局的な
- 天皇賛美者としての石河
- 領土拡張主義者としての石河
- 民族差別主義者としての石河
- 福沢と石河のアジア認識は全く異なっている
- 例外的真筆「支那人親しむ可し」
- 田中浩に対する安川寿之輔の批判
- 安川著作の資料編は「福沢ではない」ものを選び出すための格好の指標となる
- 福沢の署名論説に蔑視表現はほとんどない
- 石河執筆の社説には民族蔑視が溢れている
- 安川の主張には解決できない矛盾がある
- なぜ福沢は石河の民族偏見論説の掲載を差し止められなかったのか
- 「福沢ルネサンス」のただ中で
- 影武者石河幹明の満足
- 東大国史学教授平泉澄は石河に騙されなかった
- 石河と『時事新報』のその後
第 5 章 何が「脱亜論」を有名にしたのか
- 1855 年・『時事新報』紙上に掲載される
- 1933 年・『続福沢全集』に収録される
- 1951 年・遠山茂樹によって発見される
- 1961 年・突如「有名」となる
- 1960 年に現行版『全集』へ収録
- 竹内好の勘違い
- 明治百年と福沢評価をめぐって
- 1970 年代以降の「脱亜論」
- 福沢は「市民的自由主義者」かそれとも『侵略的絶対主義者」か
- 1901 年 2 月・死去時点での福沢評価
おわりに
- 本書で初めて明らかとなった 3 つのポイント
- 石河幹明の策略がこれまで露見しなかったのはなぜか
- 現行版「時事新報論集」は早急に改訂されねばならない
あとがき
- 主要参考文献一覧
参考:『時局的思想家福沢諭吉の誕生―伝記作家石河幹明の策略』(部分)
脚注
- (1)
- エントリ内に『福沢諭吉の真実』が 言及されています